クレジットカード払い可能な学資保険8社|全17社と徹底比較

学資保険の保険料がクレジットカード払いができればいいなぁ、と思っている人も多いと思います。

クレジットカードの魅力は使った分だけポイントが返還されること。

学資保険は決して安いものではないので、クレジットカードのポイントを考えると、カード払いできる会社がどこか気になりますよね。

しかし、クレジットカードのポイントでお得になる場合もあれば、返戻率を考えたときに別の学資保険の方がよくなることもあるので、何を基準に選ぶかが大切です。

この記事ではクレジット払いができる保険会社がわかるだけでなく、返戻率で考えた場合どちらかお得なのかもわかるので、最後まで読めばあなたにピッタリの学資保険を選ぶことができるでしょう。

クレジットカードが使える学資保険一覧

保険会社17社のうち、どの会社がクレジットカード払いできるのかをわかりやすく表にしました。

保険会社学資保険名カード利用可否
JA共済こども共済
アフラック夢みるこどもの学資保険
東京海上日動あんしん生命保険こども保険
損保ジャパン日本興亜ひまわりこども保険
朝日生命保険新こども保険
三井住友海上あいおい生命&LIFEこども保険
住友生命こどもすくすく保険可(通信販売のみ)
FWD富士生命保険こども保険可(休止中)
かんぽ生命はじめのかんぽ初回のみ可
ソニー生命学資金準備スクエア初回のみ可
こくみん共済こども保障満期金付タイプ初回のみ可
太陽生命保険わくわくぽっけ初回のみ可
フコク生命みらいのつばさ不可
明治安田生命つみたて学資不可
第一生命保険こども学資保険不可
日本生命保険ニッセイ学資保険不可
フコクしんらい生命保険こども保険 成長樹不可

上記の表から学資保険のクレジットカード利用に関して3つのことがわかりました。

  • 毎月の保険料の支払いが可能
  • 初回の支払いのみ利用可能
  • 利用できない

クレジットカードで毎月の保険料の支払いが可能な学資保険は次の8社となります。

  • JA共済「こども共済」
  • アフラック「夢みるこどもの学資保険」
  • 東京海上日動あんしん生命保険「こども保険」
  • 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険「こども保険」
  • 朝日生命保険「新こども保険」
  • 三井住友海上あいおい生命「&LIFEこども保険」
  • 住友生命「こどもすくすく保険」(通信販売のみ)
  • FWD富士生命保険「こども保険」(現在発売休止中)

クレジットカード利用の際は以下の注意点があるので気を付けてください。

  • 利用できるクレジットカードは保険契約者のものに限る
  • 各保険会社(クレジット会社)によって支払限度額の上限がある
  • クレジットカードの振替日はカード会社によって異なる

わからないこと、利用に不安がある場合は各保険会社(クレジット会社)に確認しましょう。

クレジットカードで初回の支払いのみ利用可能な学資保険は次の4社となります。

  • かんぽ保険「はじめのかんぽ」
  • ソニー生命「学資金準備スクエア」
  • こくみん共済「キッズ満期金付プラン」
  • 太陽生命保険「わくわくポッケ」

初回以降の支払い方法は以下のようになります。

  • 口座振替
  • 送金(振込用紙での支払い)
  • 店頭払い(窓口払込み)

クレジットカードが利用できない学資保険は次の5社となります。

  • フコク生命「みらいのつばさ」
  • 明治安田生命「つみたて学資」
  • 第一生命保険「こども学資保険」
  • 日本生命保険「ニッセイ学資保険」
  • フコクしんらい生命保険「こども保険成長樹」

これらの支払い方法は以下のようになります。

  • 口座振替
  • 送金(振込用紙での支払い)

保険会社によっては、担当スタッフが集金に来てくれるところもあります。

おすすめのクレジットカード

クレジットカードと言っても色々な種類があり、どのカードで支払えばよりお得になるのか悩みますよね。

  • 還元率が高い
  • 年会費無料
  • ポイントの使い道が多い

この3点があてはまる、おすすめのクレジットカードを2つ紹介します。

<オリコカードTHE POINT>

このカードのおすすめポイントは

  • 還元率が高く、入会後6か月間は2%、その後も常に1%となる
  • オリコモールという会員限定のショッピングモールでAmazonやYahoo!ショッピングなどで買い物をすると、カード利用分+1%以上が還元される
  • 年会費無料
  • ポイント交換は500ポイントから「Amazonギフトカード」等に商品交換できる

例えば学資保険料が12000円だった場合、ポイント還元が1%の場合は120ポイント、2%の場合は240ポイントとなります。

<楽天カード>

このカードのおすすめポイントは

  • ポイント還元率は1%
  • 年会費無料
  • 貯めたポイントはマクドナルド等で利用できる
  • 取り扱いカードブランドは「VISA」「JCB」「マスターカード」「アメリカン・エキスプレス」

楽天市場で買い物をする人に特におすすめです。

その他にも還元率1%以上のクレジットカードは多くあります。

学資保険の支払い以外でも活用できるカードで、自分がよく利用するところと提携しているようなカードを見つけて支払いに利用してみてください。

クレジットカード支払いのメリット・デメリット

クレジットカード支払いをする場合、メリットやデメリットはいったいどんなところなのでしょうか。

クレジットカード支払いのメリット

  • ポイントが貯まる
  • 家計の管理がしやすい
  • 現金を用意する必要がない

先述しているポイント還元は、お得感もあり貯めることもできるので、メリットにあげられると言えます。

普段の買い物や光熱費の支払いなど、全てカード払いにしている人は学資保険もカード払いにすると家計の管理がしやすいくなります。

また、現金を用意する必要がないので、うっかり払い忘れもありませんし、手元にお金がなくても、その場での支払いもできます。

クレジットカード支払いのデメリット

  • 保険適用日まで日にちがかかる
  • 返戻率が低くなる

クレジットカード払いを選択すると、保険会社はそのカードの有効性を確認し、それに約1週間ほどかかるため、口座振替より契約適用が遅くなることがあります。

また、一番のデメリットともいえるのが返戻率の低下です。

クレジットカード払いにするとなぜ低下するかというと、保険会社がカード会社に支払う手数料が発生し、それが保険料や返戻率に影響を与える可能性があるためです。

返戻率が高い保険会社のほとんどが、クレジットカード払いが不可となっています。

学資保険の支払い方法一覧

各保険会社の学資保険にはクレジットカード払いを含め、どんな支払い方法があるのかを見てみましょう。

保険会社名支払い方法対応クレカ
JA共済・クレジットカード払い
・口座振替
※フリーダイヤルでの問い合わせにて確認。
各農協によって使える種類がことなるとのこと。
各農協に問い合わせる必要あり。
アフラック・クレジットカード払い
・口座振替
・払込用紙扱い(振込)

・JCB
・VISA
・MasterCard
・AmericanExpress
東京海上日動あんしん生命保険・クレジットカード払い
・口座振替
・送金扱い
・団体扱い
・JCB
・VISA
・MasterCard
・AmericanExpress
・DC
・UFJ
・Nicos
※フリーダイヤルでの問い合わせにて確認
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険・クレジットカード払い
・口座振替
・送金払込み
・団体払込み
・会社持参払込み
・JCB
・MasterCard
・AmericanExpress
・DC
・UFJ
・Nicos
・DinersClub
朝日生命・クレジットカード払い
・口座振替
・団体扱い
・振込扱い
・不明
HP記載なし
新規検討者向けのフリーダイヤルなし
三井住友海上あいおい生命・クレジットカード払い
・口座振替
・送金払込み
・団体払込み
・会社持参払込み
・集金払込み
・JCB
・VISA
・MasterCard
・AmericanExpress
・DinersClub
※フリーダイヤルでの問い合わせにて確認
住友生命・クレジットカード払い
・口座振替
・団体扱い
・送金扱い
不明
HP記載なし
店舗電話番号はあるが、フリーダイヤルなし
FWD富士生命保険・クレジットカード払い
・口座振替
・団体扱い
※希望者により金融機関窓口からの払い込みも可能
(専用振込用紙あり)
不明
HP記載なし
(現在発売休止中)
かんぽ生命・初回のみクレジットカード払い
・口座振替
・団体払込み
・窓口払込み
・JCB
・ DC
・ UFJ
・ Nicos
・MasterCard
・ VISA
・ AmericanExpress
・ DinersClub
※キャッシュカードでも支払い可能
・ J-Debit
・Pay-easy
ソニー生命・初回のみクレジットカード払い
・口座振替
・ 団体扱い
・ 送金扱い
・ 店頭扱い
・不明
HP記載なし
問合せ電話確認できず
こくみん共済・初回のみクレジットカード払い
・口座振替
・不明
HP記載なし
問合せ電話確認できず
太陽生命・初回のみクレジットカード払い
・口座振替
・ 送金扱い
・ 団体扱い
・ 店頭扱い
・JCB
・ VISA
・MasterCard など
※フリーダイヤルでの問い合わせにて確認
「一般的なクレジットカードであれば使用可能」
「申込み時にご確認を」
と3つ以外の詳細は教えてもらえず
フコク生命・口座振替
・ 送金扱い
※集金扱いも可能
・取り扱いなし
明治安田生命・口座振替
・送金扱い
・ 店頭扱い
・取り扱いなし
第一生命保険・口座振替
・ 送金払込み
・取り扱いなし
日本生命保険・口座振替
・ 団体扱い
・ 振込扱い
・取り扱いなし
フコクしんらい生命保険・口座振替
※新規加入用問い合わせのフリーダイヤルなし
・取り扱いなし

学資保険料の支払いは、クレジット払い以外の方法でも活用できます。

  • 口座振替
  • 送金扱い(振込支払い)
  • 団体扱い
  • 店頭支払い(窓口払込み)

があります。

<口座振替>

指定の金融機関の口座から、決まった日に自動的に保険料が払い込まれます。


保険会社が提携している金融機関で、なおかつ指定口座の名義は契約者本であることが条件です。

<送金扱い(振込支払い)>

保険会社から送付される指定の払込用紙で銀行やコンビニから支払う方法です。

払込領収書は必ず保管するようにしてください。

<団体扱い>

勤務先などの団体を通して保険料を支払う方法です。

ただし、保険会社とその団体(会社)に協定が結ばれている場合に限られます。

また契約者はその団体(会社)から脱退(退職)する場合は、新たな支払い方法を設定する必要があります。

<店頭支払い(窓口払込み)>

店頭や窓口、もしくは保険会社まで現金を持参して支払う方法です。

そのうち、ほとんどの保険会社で口座振替が可能なので、こちらを利用すると毎回振り込む手間もなく、現金を用意する必要はなくなります。

クレジットカード払いによる学資保険の返戻率の変化

では同じ条件の元、クレジットカード払いの場合とそうでない場合の返戻率の変化を見てみましょう。

クレジットカードの還元率は1%とし、学資保険の条件は以下の通りです。

  • 契約者:30歳男性
  • 子ども:0歳
  • 保険料払込期間:10年
  • 学資金受取時期:18歳
クレカ有りクレカなし
受取金額240万240万
総支払い金額2,444,160円2,318,400円
ポイント還元24,000ポイント
月払い保険料20,368円19,320円
返戻率98.1%103.5%

このように、受取金額を240万円とした場合、総払い金額がクレジットカード支払いの場合2,444,160円に対し、クレジットカードなしの場合は2,318,400円と125,760円の差があります。

さらに、クレジットカード支払いでは受取金額以上の総払い金額となり、返戻率は低くなります。

クレジットカードのポイントでは月々約200ポイント還元され、年間約2400ポイント、10年で約24000ポイント貯まりますが、総払い金額の差からポイント分をひいても、100,000円ほどの差があり、必ずしもポイント還元だけがお得とは言い切れません。

クレジットカード支払い可否で学資保険の返戻率比較

返戻率が高い会社TOP3とクレジットカード支払いした場合のTOP3を表で比較してみましょう。

クレカ有り返戻率返戻率返戻率高い
住友生命101.7%106.3%ソニー生命
JA101.3%105.7%明治安田生命
アフラック98.1%105.5%フコク生命

表から分かるように、返戻率を見たときに最終的に受け取る金額が多くお得なのは、クレジットカード支払いではない会社の方がお得かと言えます。

最終的に受け取る金額が多い方を選ぶか、クレジットカードで毎月ポイントを貯めていくかを選択するとよいでしょう。

まとめ

クレジットカードが使える学資保険やおすすめのクレジットカード、クレジットカード支払いのメリット、デメリット、クレジットカード以外の支払方法、クレジットカード支払いとそうでないところの返戻率の差などを見てきました。

返戻率が高い商品を選んだ方が最終的に受け取れる金額が多くなりますが、クレジットカード払いもポイントが貯まるなどのメリットもあるので、あなたに合った学資保険を選びましょう。

クレジットカードを使うなら住友生命やJA共済、返戻率を高くしたいならソニー生命や明治安田生命がおすすめです。